島のコミュニティから生まれた、万能ハーブ。
ルービーレッドの魅惑的な色と爽やかな酸味を持つローゼルは、栄養豊富で美容と健康に良いハーブ。かのクレオパトラも愛用していたと伝えられ、古代インドやエジプトの王家では不老長寿の秘薬とされ、女性の美容には欠かせないものでした。
現在でも生産国ではローゼルは、種子は炒めて食用に、蕚(がく)は煮出して飲用に、茎は繊維に利用され、葉はサラダや煮込みなどにして食べられ、捨てるところの無いECOな植物として愛されている植物。日本においてもデトックス効果のある植物として重宝され、リップクリームや化粧水などコスメ商品の原料としても使用されています。
このローゼルの栽培を行っているのは「高島」。
佐賀県唐津市の唐津湾中部に位置し、人口300人程の島です。宝くじが当たるという謂れのある宝当神社があり、多くのファンが訪れる御利益のある場所でもあります。
ローゼルの栽培は、名古屋から奥さんの出身地「高島」へIターンしてきた方が植えたのが始まり。
いつの間にか島のコミュニティの中でローゼルが話題となり、おばあちゃん達がローゼルを育てるようになり、ジャムやお茶にしたり、焼酎に漬け込んで自家製の化粧水にしたりして親しんでいました。
特に、自家製の化粧水は「つけるとお肌の調子が良くなる」と島のおばあちゃん達のキッチンコスメとして評判だったといいます。
現在、自然農法で栽培し、生産者さんと一緒に高島で第一次加工まで行えるよう加工場を整備しているところ。
今後は、おばあちゃん達が作っていた無添加のローゼルジャムやお茶、そして、島のマル秘化粧水もお届けできるよう生産に励んでいます。